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目的(治水・利水・環境)

田や畑に水を供給する

三春ダムでは、最大1秒間に2.6m3の水を周辺の田畑に供給します。三春ダムの周辺地域は年間降水量が、1,200mm程度(日本の平均は、約1,800mm)しかなく、ため池を作るなど水の確保に苦労してきました。毎日暑い日が続いて、川の水が少なくなった場合でも、稲や野菜が良く育つようにダムに貯めた水が使われます。

郡山東部かんがい取水塔

日最大136,500m3

三春南部かんがい取水塔

日最大88,700m3

三春ダム周辺の郡山東部地区及び三春南部地区は、起状の多い阿武隈山系地帯に位置します。そのため農業用水は小河川に頼らざるを得なくなり、慢性的な用水不足となっていました。用水不足は農業生産性向上の大きな妨げとなっており、早期の改善が求められていました。 平成14年4月より両地区への農業用水供給が本格的に始まりました。三春ダムには各地区の取水塔が設置されています。取水される水は、日最大225,200m3になり、約4,100haの田畑を潤すことができます。 農業経営の安定化、規模の拡大はもとより、新たな農地開発の促進も期待でき、地域の調和した発展が図れます。

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